【流山市医師会 市民公開講座】
2016.09.22
沈みゆく大国アメリカ~逃げ切れ!日本の医療~
はじめに
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当日は開始時雨天にもかかわらず約500名の方にご参加いただき、熱のこもった講演をお聞きすることが出来ました。今回はアメリカ大統領選を控えて、旬の話題を提供していただきました。今回は、誤解を与える伝達を避けるため、講演記録は残していません。堤氏の著書や今後の発言をご覧下さい。当日は1時間の予定を大幅に延長しての熱演となりました。
アンケートは、当日回収192枚と後日FAXで1枚をいただきました。
講演についての感想の選択項目では、興味深かった(185人)、難しかった(2人)無回答(7人)と好評をいただきました。
感謝と感動の記述が数多く寄せられましたので、当日の白熱した講演の様子を感じていただけますよう、寄せられたアンケートの一部を以下にそのままご紹介します。
アンケート結果
- 堤さんが、初めてこういう題材に触れる者にとっても、予備知識無くても、解かりやすいようにお話しして下さったので、とっても解かりやすく、最期まで興味深く知ることができました。
- 新聞などで知らなかった現実、恐ろしい現実と思いました。考える良い機会を与えていただき有難うございました。
- 人選が素晴らしかった。自治の小さな力でつながって、憲法25条の御旗のもとに自分の目で見て自分の頭で考え、ささやかでも行動することの大切さを改めて知った。自分を取り囲む風土と、命を大切にするのは、他人任せでなく、自分たちで発信していくことが重要と知った。
- 私の息子も大学入学から米国留学し、米国の小企業に就職しました。私の扶養家族の枠を外れた時から、医療保険の高額に困りました。
- 以前からラジオなどでお名前はうかがっていました。大きな力だけでなく、地道な力が大切と言われ、私には何もできないではなく、話を友人にすることも大事と聞いて少し安心しました。素晴らしかったです。
- 本日の講演会に参加して本当に良かった。「今だけ 金だけ 自分だけ」という言葉は忘れず、こうならない人を育てていかなければと思いました。
- 国民皆保険の重要性を再認識した。赤字の医療制度を守るために、何が自分にできるのか考えさせられた。
- 市場主義について警鐘を鳴らされていて良かった。
- ①米国の現状や大統領選についてよく理解できた(特に候補者について)
- ②米国の大中小企業のことやマスコミのことについては、今の日本とまったく同様だと思いました。こうなったことが(米国の影響だと)よくわかりました。
- ③米国の医療についてわかった。(医療機関が加入した保険会社によって決まっていることに驚いた)
- ④米国の競争社会の恐ろしさがわかった。→保険会社の免責や軍人勧誘の仕方
- ⑤米国の医療制度がビジネスになっていることや、日本の医療制度(国民皆保険制度)の良さが理解できた。
- ⑥TPPと医療との関係がとても良く理解できた。
- 「国民皆保険は宝だ」外国からも注目されている。医師会の皆様もぜひ守って下さい。私たちも守るよう努力しますから。
- 後期高齢者として出来ること。友人たちに今日の話をしよう!
- 知らない世界がある。小さなつながりを大切に自治体議員に協力してもらおう。憲法25条を読み直そうと思います。
- 真実を伝える堤さんのお話が直接きけて、本当に来てよかったと思える講演でした。素晴らしい企画を有難うございます。この企画に賛同された流山市長は素晴らしいと思います。
- もっと知りたい。目が覚めた。若い人の参加がもっと多いとよいと感じた。
- 正直最初はむずかしいと思った。聞いているうちに日本と外国との医療制度の違いを知り驚いた。今80歳、いろいろな病気があり通院中、保険の有り難さをしみじみ感じました。
- 医療・福祉・教育は絶対、民営化してはいけないと思った。
- 胸につかえていたことがなんとなくわかった。本音で話す基本的な場が(時間も)ほしい
- 「日本の宝物を子供たちに渡すように」という言葉に感動しました。流山市がんばれ!
- 昔ながらの長屋みたいな自主の在り方で、ネットを駆使できなくともいいのだなと安心しました。
- 難しい話かと思いましたが理解しやすくかつ感動的な話でした。地域の連携やおたがいさまの精神、つながりを持って志高く生きていきます!
- 福祉も自己負担の方に向かい、サービスも各自治体に一部任せるようになってきました。TPPにサインしてしまった今、経済的な理由で必要なサービスが受けられない方がたくさん出てくるのではと、暗い気持ちになりましたが、欧州の地域から変えていく取り組みを知り、勇気づけられました。
- とてもわかり易く、納得できた。松戸市民ですが、口コミで松戸市にも伝えていきたい。問題点でなく、これからの活動として、小さな自治体市議、お互いさま、(日本の宝物に気付く)を大事にしていく、こと教えてもらいました。
- 堤さんの話は、知らされていない事実を丁寧に取材し、その問題点の解決方法まで、「恐ろしい現実」をどう乗り切っていくのか、明るい方向性が離され、感動しています。
- 大変参考になりました。自治体が自治力をきちんと発揮していかなければならないことがよくわかりました。
- とても明快でわかりやすかったです。堤さんはとても素敵な方でした。アメリカの医療の現状を教えていただき、目を見張ってしまいました。なんと恐ろしいことでしょう。友達や知り合いに話し伝えていきたいと思いました。渦中にいるとあたりまえでぼんやりしてしまうものですね。なんでもまず知るところから始まると思います。充実した講演をありがとうございました。
- TVでは、報道されていないので、来てよかった。アメリカの貧困、TPPによる日本医療の変化、株式会社化による弊害など理解できた。
- 安心安全な医療が受けられなくなる日が来そうで怖いです日本の素晴らしい医療制度は絶対に守られなければいけない。アメリカの現状を知り強くそう思うと同時に日本の医療にまでアメリカが忍び寄っている…逃げ切らないと大変な事態になりますね
講演は、広報ながれやま、公共施設・駅と医療機関のポスター、チラシ、HPでお知りになった方が多く、今後もご案内を工夫していきます。お知りあい、ご家族、スポーツクラブ、お子さんの塾、フェイスブックなどの口コミでもお誘い合いいただきました。
次年度は、初めての試みとして地元医師会の医師により、流山市の医療をテーマに企画を2017年10月1日に予定しております。ご意見を参考にさせていただきます。有難うございました。
(文責 / 流山市医師会担当理事 戸倉 直実)
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